≪編著者紹介≫ 花岡 菖(はなおか しょう) 関東学院大学経済学部教授 、学術博士 (内容) この本では、最初に情報技術(IT)や情報システム(IS)の経営への有効利用に関連する問題点の背景を分析し、次いでアウトソーシングを含むIS導入に関する諸問題を整理している。その上で、ISの評価について、たんに定量的な評価だけでなく、定性的な評価項目を加味した新しい評価方式を提唱している。さらに、IS部門と利用部門との間のコンフリクトを解消し、合意形成をいかに図るかを論述している。
(主要目次) 序論(本書の目的/問題意識/外的環境に起因する問題点-背景1-/内的環境に起因する問題点-背景2-/IS自体に起因する問題点-背景3-/IS運営上の問題点-背景4-) 組織と情報システムの発展過程(問題点の背景/組織の発展過程/コアビジネスの代謝/ISの発展過程/リエンジニアリングと戦略的アウトソーシング) 組織のバーチャル化(バーチャル化の概念/戦略的連携/情報の共有化) 戦略的アウトソーシング(戦略的アウトソーシングの概念/業容の推移とアウトソーシング/バランスソーシング/バランスソーシング戦略/アウトソーシングの評価/ベンダとの関係) 情報システムの評価(IS運営上の問題点/ISの運営組織/導入効果の測定/EISとしてのIS) 新評価方式(効果の連鎖/定量的指標と定性的指標/IS利用の合意形成と運営管理/組織の規模と合意形成のタイプ) 新評価方式の適用(コアの価値/コア強化策/情報リテラシ/新方式適用のための手順) 結論(本書の目的と視点/本書で明確になった項目/提唱の実現性/将来課題) 補足資料1/補足資料2