【主要内容】 本書は企業に向けて、個人情報保護法への対応策をマネジメントの視点で解説したものである。2003年5月に成立した個人情報保護法はミニマムなスタンダードであるといえる。そのため、本書では個人情報保護法以外に「個人情報保護に関するコンプライアンスプログラムの要求事項(JISQ15001:1999)や経済産業省の「民間部門における電子計算機処理に係る個人情報保護に関するガイドライン」などを参照しながら、企業が個人情報保護を適切に行なうための対策を述べている。 本書の特徴は、企業において個人情報保護対策を行うときに必要となる「プライバシーポリシー」、「個人情報管理規程」、「個人情報保護マニュアル」のモデルを提示し、その運用上のポイントを解説したことにある。これらのモデルを企業の実態に合わせて、適宜、修正すれば、短期間にマネジメントシステムを構築できる。
【主要目次】 第1章 ネット社会と個人情報 第2章 個人情報保護法の意義と概要 第3章 個人情報保護の考え方 第4章 プライバシーリスク・マネジメント 第5章 個人情報管理規程のモデル 第6章 個人情報取扱マニュアルのモデル 第7章 プライバシーリスクのセキュリティ対策 第8章 プライバシーマーク制度の活用