【主要目次】 経済産業省を中心に産学協同でMOT(技術経営)が注目されている。欧米の動向を研究し、日本における技術経営のあり方を再構築して、大学院やビジネススクールが開校されつつある。本書は、エクセレントカンパニーを目指した、組織活性化の考え方とその方法について着目したものである。 本書の特色 ・本書では組織経営に関する「行動目的」、「手段」、それに伴う「意図的な刺激(トリガー)」をキーワードとして変化に対する工学的なアプローチを試みている。形あるものは必ず変化する。企業組織体も同様である。本書では、問題とすべきは「どのように変わるのか」、そのためには「何をなすべきか」を検討し向かうべき方向へと努力すること、その方法を示している。 ・電子産業を例に、経営戦略に対して工学的アプローチがどのように活用できるかの理論的根拠とその具体的な例を紹介している。
【主要目次】 第1章 企業組織の活性化と経営戦略の関係 新しい戦略論の勧め/特徴/方法論/その他の背景と重要な考慮点 第2章 新しい経営戦略論の概要とその背景 経営戦略の役割/戦略概念の発展の歴史/新しい戦略の概要/戦略策 定の手順/理論的背景/企業における経営戦略策定の例/経営戦略の 一環としての中期計画/中期計画編成過程/重点経営とNPPM/戦略 経営の実現のために 第3章 システム思考による戦略の論理的な組み立て法 戦略策定に関する複雑性とその対応/ワークデザイン法/AHPの方法 /リアルオプションの方法 第4章 経済環境変化と戦略システムの応用例 社会経済環境変化/戦略システムの応用例/NECの過去40年の足跡 /アルファ・エレクトロニクス(株)社の活力の源泉/アパレル業界におけ る流通改革の試み