【主要内容】 本書は、保守エラーが引き起こす事故をヒューマンファクターの観点から未然に防ぐエラーマネジメントの原則や手法を解説している。 エラーを犯す人間を変えることは難しいですが、仕事のやり方や作業環境を変えることで、事故を減らすことができる。 技術立国の土台を支え、今後も支え続け、高度化していかねばならない保守の管理、特にヒューマンエラーを含めた人的側面に焦点を当て、その管理方針、管理手法、具体的管理ツールについて、考え方はもちろん、現実的な問題を提起しながら問題解決のプロセスを提供している。その意味では、保守業務だけに限らず、技術的なシステムの運用に携わる現場の技術者、管理者、そしてもちろん経営者にとっても有用な実践書である。
【主要目次】 第1章 保守におけるヒューマンパフォーマンス問題 第2章 人的リスク 第3章 ヒューマンパフォーマンスの基本 第4章 エラーの種類 第5章 局所的なエラー誘発要因 第6章 システム上の欠陥による3つの事故と組織事故のモデル 第7章 エラーマネジメントの原則 第8章 個人およびチーム 第9章 作業現場およびタスク対策 第10章 組織対策 第11章 安全文化 第12章 さあ、始めよう-エラーマネジメントのマネジメント-