【主要内容】 本書においては、NECを始めとして日本の半導体産業の黎明期における手さぐりの時代、NECの半導体事業がグローバル展開を推進し世界へ大きく雄飛した時代、そしてトーキンの社長として新たな人と組織のマネージに当たった時代のそれぞれについて、現場における具体的な事例に基づいて記述されており、極めて説得力が強い。その貴重な体験は、新たに社会に出た若い人々にとっても、また、部下を指導しつつ自己啓発にはげむ管理者にとっても、それぞれの立場で教えられるところが多い。同時に戦後60年余りを経過した今日、日本の発展を支え、その繁栄の基礎を築いた先達が、「身体知」を原動力としていたことが理解できよう。日本は2005年から予想よりも早く人口減の時代に突入した。これからの日本を支えていくためには、個々人が「身体知」に基づいた質の高い、かつ中味の濃い業務を行うことが求められる。多くの方々が、本書を日々の糧として活用され、21世紀の日本の発展に貢献していただくことを心から希望する。 日本電気株式会社 代表取締役会長 佐々木 元 (“推薦の言葉”より抜粋)
【主要目次】 第1部 身体知経営とは何か 第1章 頭脳知と身体知 第2章 現場を活かす身体知経営 第2部 経歴「過去・現在・未来」 第3章 NEC半導体時代 第4章 品質管理(MOSメモリーの量産化) 第5章 グローバルな事業展開 第6章 トーキンにおける身体知経営 第3部 身体知の活用 第7章 企業経営への活用「勝ち抜くための心得10ヶ条」 第8章 西野流呼吸法で身体知を磨く 第9章 ビジネス(業務遂行)に活用する 第10章 社会変革に活用する「二十一世紀を拓く身体知」