【主要目次】 実務においては日々発生する新たな問題に対し不都合な現象の解消（応急処置）にほとんどの時間を費やし、原因追究とその原因の除去（是正処置）まで手が回ってないのが現実である。このような状況で原因を特定しないまま闇雲に対策を実施するため、適切であるか否かも不明なことが多く、しばらくすると同じ問題が発生してしまう（再発）。この結果、慢性不良と呼ばれるようになり、原因不明として片づけられることになる（放置）。このような状況に陥らないように問題を解決する解析手法の一つがsuperＭＡ（MaltivariativeAnalysis）分析である。このsuperＭＡ分析は以下の点を基本コンセプト（方針）として開発した。 １．解析ツールは、パソコンにエクセルの機能を保有していれば動作する。 ２．解析結果を報告書にそのまま貼り付けることができる。 本書を通じて、多変量解析法を活用する仲間が増え、業務に著しい成果をあげることを期待する。
【主要目次】 第１章 なぜ、いまsuperＭＡ分析か 第２章 superＭＡ分析の操作手順 第３章 納入会社別に部品の評価をしたい（層別単回帰分析） 第４章 複数の原因で起こっているのでは（重回帰分析） 第５章 良品と不良品では作り方に違いがあるのだろうか（判別分析） 第６章 アンケートの結果を解析したい（数量化理論１類） 第７章 不良率の解析をしたい（ロジスティック回帰分析） 第８章 原因と結果の関係が直線でないときには（曲線回帰分析） 第９章 多変量解析法の利用上の注意点 第10章 エクセルマクロによる回帰分析（計算手順理解のために） 付録 基礎の復習 さらなる進歩のために 付属ＣＤ-ＲＯＭについて