【主要内容】 「ほかと比べてどうか」ではなく、「これでなくては駄目なんだ」という絶対的な価値を顧客に認めさせるものとは何か。それはEXPERIENCE(経験・体験)である、とコロンビア大学のバーンド.H.シュミット教授は1999年に発表した。 「経験価値」と日本語訳される言葉は今、マーケティングやブランドの世界で重要なキーワードとなっている。 本書ではシャープ「AQUAS」、ワコール「WACOAL DIA」、コクヨ「カドケシ」、 バンダイ「リトルジャマ-」の成功事例を紹介、分析。研究成果のエッセンスや顧客価値に関する理論もわかりすく紹介する。
【主要目次】 序章 感性に訴えるものづくりのための「経験価値」とは何か 第1部 製造業におけるおもてなし価値創造 第1章 経験価値とおもてなし価値に関する理論的背景 第2章 製造業におけるおもてなし価値の提供 第3章 ケース:シャープ 液晶テレビ「AQUAS」 第4章 ケース:ワコール ラグジュアリーブランド「WACOAL DIA」 第5章 おもてなし価値創造へ向けて 第2部 デザインが導く経験価値創造 第6章 デザインが導く経験価値の提供 第7章 ケース:コクヨ消しゴム「カドケシ」 第8章 ケース:バンダイエンターテイメント・オーディオ「リトルジャマ-」 第9章 デザインによる感動がヒットに結びつく 結章 事例研究を活かす視点