【主要内容】 この本は、数学に強い人のために書かれたものではありません。数学なんて嫌いだ必要ない、でもちょっぴりコンプレックスを感じてるんだというあなた、学校で微積の授業についていけなくて数学嫌いになったあなたを対象に書かれたものです。また、教える立場にある人には、タネ本としてお役にたつことでしょう。高校生諸君には、微積の講義を受ける前にこの本を読んでほしいのです。そうすることによって、ずっと見通しがよくなり、その後の勉強が効率いくと思われるからです。「数学は嫌いだ」と言ってすまされないことが多い世の中です。ある程度の知識は身につけたいものです。さあ、微積分に挑戦しましょう。初版発行から30年以上が経ちました。現状にそぐわない用語・人名・統計値・比喩・事例などを改訂しました。
【主要目次】 1.変化ということ 2.微分と積分の間 3.極大と極小を求めて 4.微分の定石(その1) 5.微分の定石(その2) 6.身のまわりの微分 7.面積を求めて 8.積分の定石 9.身のまわりの積分 付録 1.三角関数の公式 2.微分の公式 3.積分の公式 4.級数の計算