【主要内容】 形式手法(Formal Methods)は、1970年代から始められたソフトウェア開発手法の一つで、システムの大規模化・複雑化から、上流工程での品質改善手段として日本でも最近注目を集めるようになりました。また、海外では規格・標準において形式手法を推奨もしくは必須とするものが現れ、日本企業も真剣に取り組まざるを得ない状況になってきました。モデル理論はアプローチ(Model Theory Approach)は、システム開発に対する形式手法の一つで、従来の開発方法と比較すると、1.開発時間の短縮、2.開発コストの削減、3.システムの信頼性向上が期待されます。本書は、このモデル理論アプローチと高校2年生レベルの数学の知識を使い、システムエンジニアの専門家にとって中核となる情報システム開発の基礎をわかりやすく解説します。
【主要目次】 序章 モデル理論アプローチとは何か 第1章 論理的に考える 第2章 集合で記述する 第3章 オートマトンでモデル化する 第4章 コンピュータ可読に表現する 第5章 問題解決システムを開発する 第6章 業務処理システムを開発する 第7章 システムの開発環境