【主要内容】 21世紀を迎えて信頼性も新時代に入り、かつての信頼性草創期に有益であった手法がそのまま同じ重要性を持ち得るか、もしそうでなければ、現在どのような手法が有益といえるのか。本書では、新製品開発において信頼性七つ道具 R7、1.信頼性データベース2.信頼性設計技法3.FMEA/FTA4.デザインレビュー5.信頼性試験6.故障解析7.ワイブル解析を定め、各ツールと信頼性の作り込みとの関係や役割、使いどころ、使い方を平易な文章で解説している。信頼性七つ道具 R7は、信頼性の専門家と企業の実務者が、議論に議論を重ねて選定された、ツールの体系である。信頼性設計技法、FMEA/FTA、デザインレビュー、信頼性試験、故障解析、ワイブル解析の6つは広く知られたツールであり、信頼性の担当者でなくとも、企業の実務者が知っておくべき信頼性の基本ツールである。「信頼性データベース」は、IT時代の信頼性を特徴づけるツールとして、なくてはならないものである。
【主要目次】 序章 信頼性七つ道具の提案 第1章 信頼性データベース 信頼性データベースの種類とその活用 第2章 信頼性設計技法 信頼性設計技術/信頼度予測 第3章 FMEA/FTA 故障とシステム構造/FMEAの活用/原因を掘り下げるFTA 第4章 デザインレビュー 日本的デザインレビュー/設計の質を確認する手段とデザインレビュー 第5章 信頼性試験 試験時間とサンプル数を減らすアプローチ 第6章 故障解析 装置、回路基板レベルの故障解析/部品デバイスレベルの故障解析 第7章 ワイブル解析 ワイブル解析に関するデータのまとめ方/ワイブル確率紙の読み方 付録1 故障の発生原理・法則とストレス-故障メカニズム-故障モード 付録2 エラープルー付加の方法