【主要内容】 東京大学工学部機械工学科および産業機械工学科で行われている「創造設計演習」が学生たちに好評だという。自ら考え、設計し、自分の手で作る授業である。この授業を通じて学生たちは驚異的な成長をとげ、能力を開花させていく。いかにすれば、創造的な設計を実現する地力を養成できるのか。どうすれば、有能なエンジニアが育つのか。この授業に取り組む、気鋭の東京大学大学院教授が、そのノウハウと秘訣を豊富な事例とともに明かす。専門的な内容を含むが専門家でなくても十分に理解できる。
【主要目次】 第1章 創造設計演習で工学部が変わる 創造設計演習で優秀だった学生は、研究でも優秀である 第2章 創造設計演習の意義と方法 創造設計演習では学生に自分で考えさせる/創造設計演習は、今後、 工学教育が進む方向である 第3章 発想の方法と発想演習 東京大学機械系3学科における創造設計演習 第4章 個体発生的な設計の指導方法 どのように設計を教えればよいか/創造設計演習で機械を触らせよう/ 工学系としてものづくりを支援する