【主要内容】 西欧の価値観を押しつけようとするものとしてCSRを排除していた中国の転換、BOP(ボトム・オブ・ピラミッド)ビジネスや社会的企業が発展途上国の開発問題で注目を浴びる時代の到来、ミレニアム開発目標の中間評価で明るみになった世界の実態……。「企業による公共政策」たるCSRの誕生から10年近くが経過し、CSRは確固たる潮流となった。 前著「ヨーロッパのCSRと日本のCSR」でEU生まれのCSRをつぶさに解き明かした著者が、今度は日本とアジアに焦点を当て、CSRの新潮流、そして、多様なアジアのCSRを解き明かす。持続可能な成長のためになにをすべきか-。
【主要目次】 第1章 日本のCSR再考:「企業の公共政策」としてのCSR 第2章 アジアのCSR 第3章 日本企業にとってのアジアとCSRの視点 第4章 ソーシャルビジネスとCSR 第5章 アフリカの成長と企業の役割 第6章 CSRを競争力につなげる道筋 第7章 日本のソフトパワーとしてのCSR