【主要内容】 高度信頼化のための技術開発は日々進歩しています。しかし、現実には、相互作用による予想外の現象や多様な使用環境のなかで想定外の不具合が発生するなど、つねに新しい問題が発生しています。それらのなかには、設計や製造段階で十分な検討を重ねていれば防げた問題も少なくありません。そのため、短い設計、製造の間に長期にわたる使用で発生しうるさまざまな不具合を発見し、根本的な対策をとる必要があり、信頼性工学の基本的な考え方や手法の活用は、なくてはならないものです。本書は、技術者が身につけておくべき信頼性の基本的な考え方や用語、手法をわかりやすく解説した、信頼性の入門書です。また、手法を適用するときの注意点や、どのような問題が生じたときにどの手法を適用するのか、その結果からどの手法に展開していくのかなど、手法の活用方法についても丁寧に解説しています。
【主要目次】 第1章 社会が求める信頼性 第2章 信頼性の三要素と信頼性設計 第3章 システムの信頼度と高信頼化 第4章 信頼性データの解析 第5章 信頼性試験と故障解析 第6章 未然防止の手法 第7章 相互作用に着目した信頼性アプローチ