【主要内容】 1994年に発刊され好評を得ていた前著から、10年以上が経過したのを機に、最新の情報、技術を網羅し、新たに書き下ろしたのが本書である。前著同様、大学生、大学院生にとって、格好のテキストであると同時に研究家や実務家にとっても重要な情報源である。第1章では、製造業の基本構造を明確にしつつ、生産プロセスの形態とその視点にたった開発指針を述べる。第2章では、ものの流れを形成する製造プロセスと、それを支援する製造設備の自動化の現状および生産情報システムとのリンクを述べる。第3章では、製造プロセスを設定するとともに、それをコントロールする情報の流れを生成する役割をになう計画・管理プロセスの業務内容を述べる。第4章では、コンピュータ導入を前提とした計画・管理手法MRPや総合的計画管理手法であるJITなどを紹介する。第5章では、統合化の視点から、関連機能であるマーケティングや物流などの業務と情報化の現状を述べる。第6章では、必要となる情報処理技術の基礎を概観する。第7賞では、開発アプローチの検討、システム開発技術やシステム評価について述べる。第8賞では、現状と将来を考察している。
【主要目次】 第1章 製造業と生産情報システム 第2章 製造作業とそれを支援するハードシステム 第3章 データベース言語(SQL) 第4章 総合的、組織横断的生産計画・管理の手法 第5章 生産、マーケティング、物流計画・管理の統合化に向けたIT支援 第6章 生産情報システムを支援する情報技術 第7章 生産情報システムの開発