【主要内容】 企業は、顧客の製品・サービスに対するニーズ・期待を満たすために品質保証活動を行っている。その基本となるのが、品質をどのような考え方、どのような方法で効果的、かつ効率的に作り込むのかに関するプロセスを構築し、維持し、改善することである。このために、企業環境をしっかり分析し、この結果を企業のマネジメントシステムにインプットし、これを改善および革新することで、企業の目標を達成することが可能となる。このためには、供給者・パートナーを含む企業内のすべての人々が、品質に関する知識を正しく理解し、これを実践することが必要となる。これらのことを踏まえて、社内教育、または品質管理検定試験対策にも活用できるように本書の構成をしてある。品質管理や品質保証の活動の全体像を理解するために本書の活用を図ってほしい。この本の特徴は、品質管理技術の見える化を図るため、図による解説を行うことで、理解を深めることができるよう工夫している。また、企業内での教育・訓練でもわかりやすく使用できるようにしている。
【主要目次】 1 品質の基本概念 2 品質管理を実践するための原則 3 プロセス管理 4 品質保証と製品・サービスの規格 5 製品・サービスの生産のプロセス 6 製品・サービスの販売・顧客サポートのプロセス 7 管理・改善のための管理技術 8 品質マネジメントシステムの評価方法と改善活動の組織体制 9 標準化 10 人材開発 11 品質マネジメントシステム 12 全社的品質管理活動 13 他のマネジメントシステム