【主要内容】 本書は、食品安全ネットワークが提唱する衛生管理手法である「食品衛生7S」を活用して、現場の改善を行った事例を紹介します。食品衛生7Sとは、整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・躾・清潔の視点で現場の改善をしていく手法です。本書で紹介する事例会社は、初めから優秀だったという訳ではありません。社長以下、全従業員の努力によって、現場力が向上したことが事例から窺い知ることができます。また、食品の安全・安心を確保するには必ずしもお金を掛ける必要はなく、人の知恵を結集し、現場力を高めることで対処できることを示しています。お金がなくても、やる気があれば実践できるのが「食品衛生7S」です。写真付きで解説する改善例は、読者の方々の職場ですぐに役立つことでしょう。まずは、第3章の「事例のワンポイント解説」から読むことをお勧めします。
【主要目次】 第1部 解説編 第1章 躾を中心とする食品衛生7Sの展開 第2章 食品製造現場における具体的な現場改善の進め方 第3章 事例のワンポイント解説 第2部 事例編 事例1 大山乳業農業共同組合における食品衛生7Sの取組み 事例2 渡辺製菓における食品衛生7Sの取組み 事例3 三晃における食品衛生7Sの取組み 事例4 伊賀屋食品工業における食品衛生7Sの取組み 事例5 松北園茶店における食品衛生7Sの取組み 事例6 赤福における食品衛生7Sの取組み