【主要内容】 「企業の品質経営度」調査は、2004年から(財)日本科学技術連盟と(株)日本経済新聞社の共催で実施している調査です。 本調査は、日本のものづくり企業の「品質力」、すなわち品質経営の実態を評価し、特徴の抽出や課題の発見を行っています。また同時に、品質経営の推進に必要な条件、望ましい事項を調査項目に反映し、それに対する企業の意識付け、取組みの促進を図る、品質経営のありたい姿を示すガイドラインの役割も担っています。さらに、企業にとって自らの品質経営を自己診断するツールとしても活用できます。本書は、過去5回の調査の解析結果をフィードバックするとともに、ものづくり企業の「品質力」の現状と課題を述べ、わが国を代表するものづくり企業の品質経営の取組みとベストプラクティスを紹介する、わが国初の「品質力」の総集編、“品質白書”です。
【主要目次】 推薦のことば コマツ 代表取締役 会長 デミング賞委員会委員 坂根 正弘 第1章 ものづくり企業の「品質力」の現状と課題 第2章 「企業の品質経営度」調査とは 第3章 調査に見る品質経営の実際 第4章 品質経営のベストプラクティス 第5章 品質経営優良企業に学ぶ 第6章 品質力向上への道 付録 品質経営度のランキング 資料 第5回 「企業の品質経営度」調査 調査票 -「企業の品質経営度」調査の目的・ねらい- 1.企業で続発する品質トラブル、不祥事への警鐘を鳴らし、品質経営にしっかり取り組んでもらうよう働きかける 2.調査委員会で作成する調査項目を企業の品質経営度の自己診断に活用し、品質経営の促進に役立ててもらう 3.調査の結果は新聞に公表して社会の関心を高め、さらに多くの企業に品質の重要性を認識してもらう