【主要内容】 予測の基本は、過去の傾向を調べ、その傾向を未来へ延長して未来の姿を読むことにあります。トレンド解析によって過去の傾向を知り、それを未来へ延長するわけですが、さてどんな曲線を当てはめたらよいのでしょう。予測は、時系列の流れに沿って未来を読むばかりではありません。時間的にも空間的にも交錯している事象について、ある位置の情報が欠落している情報を作り出す必要に迫られます。この予測(推測)には、ひと味ちがうアプローチが求められます。 本書では、手掛かりになりそうなものは何でも利用して、純粋科学ではない「予測」を行います。数値的に計算できるとは限らない未来の姿を、あの手この手を使って予測します。 初版発行から15年余りが経ちました。現状にそぐわない用語・人名・統計値・比喩・事例などを改訂しました。
【主要目次】 1.過去を知って、未来を読む 2.トレンドを解析するために 3.トレンド解析から予測へ 4.重回帰で予測する 5.確率で予測する 6.あの手この手で予測する 付録(1)偶数時点移動平均による誤差の縮小 付録(2)移動平均による縮小率の計算 付録(3)回帰指数曲線の求め方 付録(4)変数が4つ以上の重回帰の式