【主要内容】 日本のモノ造り企業は、50年前の状況と比較すると、今まで経験したことのない“まったく別次元の世界”(海外生産への移行、部品の海外調達、円高進行など)に突入する一方、管理に対する考え方や手法にはほとんど進化が見られずに停滞しています。また、新興国と比較してコスト面で苦しい戦いを強いられ、品質問題が急増している現実もあります。 本書は、「5ゲン主義」(現場+現物+現実+原理・原則)の思想を提唱し、モノ造り企業ののトップとして、またコンサルタントとして長年にわたって培ってきたノウハウを「実践的マネジメント」(改革・革新思考)という観点からまとめたものです。 高度成長期に築いた管理の基本方程式「管理=維持+改善」は限界に達しているため、「管理=維持+改善+改革+革新」として、「改革」、「革新」を重点思考していくための具体的な方策を紹介しています。本書「進め方編」では企業革新を行った実例を、姉妹書「考え方編」では筆者自身の経験と教訓を解説しています。
【主要目次】 第1章 管理思考の改革 第2章 ムダ取り改善の初歩:基本定石 第3章 品質改善の手法 第4章 職場の士気を高める10の鉄則 第5章 企業体質改善のために社長として重点思考したこと 第6章 管理者として留意して欲しいこと 付録・職制例会資料 1990年 職制例会資料 2002年 職制例会資料