【主要内容】 本書は、前半では企業がどのような創意工夫の下に商品開発を成功に導いたかを事例を交え解説し、続く後半では、商品開発に携わる者として必要な環境配慮型設計技術について、技術要素ごとに解説している。 企業の製品開発において温室効果ガスの抑制、有害化学物質の廃絶・削減、金属資源の枯渇、廃棄物の排出抑制などの「環境制約」の下で商品の品質向上とコストの低減が求められている中、製品の企画・設計・開発に携わる方々の必読の書である。 「環境配慮型設計」とは、分解が容易で、リサイクルしやすいように単一素材を使用するなど、製品等の設計段階において環境配慮を行うための手法で、環境適合設計やエコデザインともいう。
【主要目次】 第1章 主軸を環境に移した日本企業 第2章 企業遺伝子と経路依存症(Pass dependency) 第3章 環境制約と循環型社会 第4章 グリーンイノベーション(環境エネルギー分野革新) 第5章 有害物質の予防と未然防止 第6章 環境配慮型設計 第7章 資源セキュリティ 第8章 戦略と環境対応(キヤノンの事例)