【主要内容】 相関分析の基本は、グラフを使った視覚的解析と、統計指標を使った数値的解析を二本柱としている。本書では、関連性を見つけるために、どのようなグラフが効果的であるか、また、関連性の強さをどのような指標で見ていけばよいのかを紹介することを目的としている。表計算ソフトの一つであるExcelによる計算方法も紹介している。ただし、計算過程がブラックボックスにならぬように、計算式も明記している。相関分析を理解する上で必要となる統計学の基礎的な知識の解説。相関分析の基本的かつ具体的な進め方の解説。散布図と相関係数を理解して、使いこなす相関分析の実践。仮説検定の方法。順位相関係数の計算方法と検定方法の紹介。相関係数の特殊な使い方の解説等で構成されている。付録には、統計ソフト「R」と表計算ソフト「OpenOffice.org Calc」による相関分析の基本的な活用方法を掲載した。
【主要目次】 第1章 統計的方法の基礎知識 第2章 散布図と相関係数 第3章 相関係数に関する検定と推定 第4章 相関係数の違いに関する検定 第5章 順位相関係数 第6章 特殊な相関係数 付録