【主要内容】 ISOのマネジメントシステム規格は、組織のマネジメントシステムを構築するための絶好のツールである。しかし、そのISO規格をベースとした活動も、形式的な構築や運用に終始している例が少なくない。中には、「認証は得たものの実績が上がらない」、「普段の書類と認証用の書類のダブルスタンダードになって手間だけが増えた」など、本末転倒の結果に陥るケースさえある。ISOの認証や内部監査で効果をあげるにはどうすればよいのか。ISOを経営に活かすにはどうすればよういのか。また、有効性を高めるためのノウハウとは。ISO審査・認証の最前線で活躍する著者が、本当に組織のためになるISO活動の極意を伝授する。
【主要目次】 第1章 効果を導く内部監査の実践 今、どんな問題が現れているのか/現場でみんなで行う内部監査を/内 部監査運用事例/審査側の変化/滅入る活動から楽しむ活動へ 第2章 効果的に高めるマネジメントマニュアル(文書化)のあり方 よく耳にし、目にする話/文書化に関する規格、指針を振り返ろう/何の ためのマニュアルか/マネジメントマニュアル事例/審査側の変化/飾っ ておくマニュアルから活用するマニュアルへ 第3章 経営に直結させるISOの効果的な方針・目標展開 良く聞く話/組織が真に目指すところ/「方針」、「目標」の規格・指針を振 り返る/周辺の規格を上手に活かす/経営に直結させた方針・目標展開 事例/審査側の変化/すべては持続のために