【主要内容】 本書の目的は、信頼性工学の考え方と方法論を多様な側面から明らかにして、設計・計画や評価などの業務の遂行とマネジメントへ活用することです。本書は、「評価と設計のプロセス」、「負の機能の思考プロセス」、「システムの信頼性」と「情報の価値化とコミュニケーション」などの理論的な研究に加えて、企業での新製品開発や実践的な課題を解決する場での議論が基になっています。各部には実践的な演習問題が数多く用意されていますので、個人だけでなく、グループ演習などに活用して実践的能力を身に付けることができます。
【主要目次】 第1部 信頼性の意義と進化 /信頼性は重要か/製品安全確保における信頼性/プロセスの考え方によるマネジメント/新製品開発プロセスのマネジメント 第2部 信頼性の考え方を取り入れたマネジメント /信頼性の要素/システム的な見方及び考え方/信頼性手法の組織的な活用/品質リスクマネジメント 第3部 信頼性手法の理論と活用(1)-確率と統計モデルによる評価- /信頼性データの解析/故障メカニズムの数理モデルとデータ解析 第4部 信頼性手法の理論と活用(2)-設計と計画における課題の発端と解決- /FMEA(Failure Mode and effects Analysis)/FTA(Falut Tree Analysis)/デザインレビュー(Design Review) 第5部 信頼性手法の理論と活用(3)-モデル化とシュミレーションによる方法- /信頼性試験/故障解析/情報技術の信頼性評価への活用 第6部 新製品開発のマネジメントの信頼性 /新製品開発における設計と評価/信頼性設計/新製品開発のマネジメントの要点