【主要内容】 本書は、タグチメソッド（（品質工学）の入門以前に知っておきたいことを解説した書です。タグチメソッドが難しいと言われるのは、統計手法と考えるからだと著者は説明します。数式を使わずに、創始者の田口玄一博士が説明していない部分を補い、直観的にタグチメソッドのことがわかります。 本書の特徴 ・数式を使わないタグチメソッドの解説書 ・技術者の創造性を引き出す手法として解説（統計ではないという意味） ・田口玄一博士の著作で表現されてない部分を補うように解説
【主要目次】 刊行に寄せて 株式会社リコー 代表取締役社長執行役員 近藤史朗 第１部 品質工学の背景を直観する 第１章 日本のものづくりは自信を失ったのか歴史と背景／第２章 ものづくりのパラダイムシフト１ 統計手法の限界／第３章 ものづくりのパラダイムシフト２ 信頼性・寿命テストの限界 第２部 品質工学の考え方を直観する 第４章 品質工学の基本的な考え方１ SN比、未然防止／第５章 品質工学の基本的な考え方２ 機能性評価、データの感度向上／第６章 品質工学の基本的な考え方３ 直交表、パラメータ設計／第７章 “３種類のわかる”から見えるものづくり 製品開発の方法まとめ 第３部 マネジメントから品質工学を直観する 第８章 技術マネジメントの考え方 安全、安心、損失関数、オンライン品質工学／第９章 組織への普及には覚悟が必要 人づくり、体制づくり／災害は忘れた頃にやってくる 組織機能の設計