【主要内容】 本書は、世の中にはどのような「リスク」があり、それらのリスクに対してどのようなマネジメントが試みられているか、さまざまな分野のリスクマネジメントを勉強する学生や、広くリスクやリスクマネジメントを理解したいという方のためのリスク科学の入門書です。 本書の構成/第1章では。なぜ「リスク科学」という枠組みを考えたか説明。/第2章では、「リスク」とは何か標準的な考え方を紹介。/第3章から8章までは、消費者製品、日常生活、天然資源の利用、環境、情報、そして企業経営の場面でどんなリスクが存在するのか、同対処するのかを紹介。/第9章から13章は、金融工学、金融市場でのリスクおよび投資判断の考え方を紹介。/第14章ではリスクの認知とコミュニケーションの問題について/第15章ではそれまでの各論を横断的に見た立場から、さまざまな分野のリスクを学ぶことの意義を再確認します。
【主要目次】 第1章 リスク科学とは 第2章 リスクとは何か-「リスクマネジメント」の観点から 第3章 製品のリスク 第4章 生活とリスク 第5章 資源の安定供給リスク 第6章 環境リスク 第7章 情報リスク 第8章 企業経営リスク 第9章 金融と金融リスク 第10章 信用リスクとその管理 第11章 市場リスクとその管理 第12章 企業の投資意思決定とリスク 第13章 リスクに対応した柔軟性のある投資意思決定 第14章 リスク認知とコミュニケーション 第15章 リスク科学を学ぶ意義 補章 リスク評価のための基礎的な数学