【主要内容】 リーマンショックから東日本大震災を経て、日本が大きく変わってきたことを、本書では、「まさか」の失敗と「まさか」の成功に注目して述べている。今こそ、「つい、うっかり」の失敗だけでなく、“地雷”(そんなものだと諦めて放置されたリスク)の撤去作業も始めるべきである。放置されていたリスクが顕わになったのが、福島第一原発での事故である。社会は待ってはくれない。本書を通じて、成功と失敗の裏に隠された“違和感”、つまりは「攻めの失敗学」について深い理解を得ることができる。
【主要目次】 第1章 工学部の教授から若者へ-若者よ、エンジニアになろう 第2章 最近、失敗学も変化した 第3章 福島第一原発の事故に“勝利の方程式”はあったのか 第4章 “複雑設計”による「まさか」の失敗が世の中に蔓延する 第5章 新商品のデザインは知識外の違和感から思考が始まる