【主要内容】 本書は統計的モデリングアプローチによる最適化を述べ、SN比解析との類似点および相違点などの観点から実データを用いて解説した書である。既存のロバストパラメータ設計を統計的側面から体系化し、それらとの橋渡しを試みている。 当社刊、宮川雅巳「品質を獲得する技術」、河村敏彦「ロバストパラメータ設計」に続き、若手研究者に今後の道を切り開く、意欲的な研究書である。また、タグチメソッド(品質工学)のユーザーにも新たな視点を与える書である。
【主要目次】 第1章 パラメータ設計概論 第2章 誤差因子に繰り返しがある場合の望目特性のパラメータ設計 第3章 誤差因子間の交互作用を考慮した望目特性のパラメータ設計 第4章 ゼロ点比例式のパラメータ設計 第5章 切片のある1次式のパラメータ設計 第6章 非線型システムのパラメータ設計-単調関数の場合- 第7章 非線型システムのパラメータ設計-非単調関数の場合- 第8章 数値実験のパラメータ設計1 第9章 数値実験のパラメータ2 第10章 静特性のパラメータ設計による多特性最適化