【主要内容】 主成分分析とは評価項目を測定したデータがあるときに、それらのデータを使って、新たな総合的な評価項目をつくり出すための統計的方法で、新たな総合評価項目を使って評価したり、人や物を似たもの同士で分類したいときに活用される手法です。 いまや主成分分析は、理論を知らなくてもデータを入力すれば統計ソフトによって解析結果を得られますが、手法の理論や数理的背景を知ることは実務でデータ解析を進める上で有効です。本書は、実例を使って解説しており、実務的に主成分分析を学ぶことができます。また、欠損値のあるデータがある場合など、実務上起こりうるケースにも対応しています。 なお、新QC七つ道具の一つであるマトリックス・データ解析法は、主成分分析そのものです。
【主要目次】 第1章 主成分分析の概要 第2章 主成分分析の基本 第3章 主成分分析の応用 第4章 主成分分析の活用 第5章 主成分分析と官能評価 第6章 特殊な事例 付録1 主成分分析の数理的背景 付録2 相関行列・固有値・因子負荷プロットの関係 付録3 主成分分析と正準相関分析 付録4 品質管理(QC)と主成分分析 付録5 統計ソフトウェア JUSE-Statworks/JMP/SPSS/Minitab/R