書籍詳細

実践レジリエンスエンジニアリング
-社会・技術システムおよび重安全システムへの実装の手引き-Resilience Engineering in Practice:A Guidebook
Erik Hollnagel、Jean Paries、David D .Woods、John Wreathall編著

  • 北村 正晴/小松原 明哲監訳
  • A5/352頁
  • 定価 4,400円(税別)
  • ISBN978-4-8171-9500-5
  • 在庫あり

【主要内容】

【主要内容】  従来からの安全とは「受け入れ難いリスクが存在しないこと」と定義される一方で、レジリエンスエンジニアリングでは「安全は変化する条件下で成功する能力」と定義されます。この違いは、従来の安全の考え方では、十分な効果をもたらさない状況や条件が多々生じていることによります。東日本大震災時に福島第一原子力発電所で起きた問題は、前者の考え方だけでは不十分であった例といえるでしょう。 本書は、レジリエンスエンジニアリングに必要な4つの能力(1.事象に対処する能力、2.進展しつつある事象を監視する能力、3.未来の脅威と好機を予見する能力、4.過去の失敗・成功双方から学習する能力)をどのように実装すればよいか、その具体例を示した手引書です。さらなる安全・安心を担う方々への必読書といえます。 プロローグ レジリエンスエンジニアリングの展望 第1部 現実に対処する/レジリエンスと対処能力/ハドソン川からの教訓/不確実さを処理する-麻酔におけるレジリエントな決定-/エスカレートする状況における組織的レジリエンスの訓練

【主要目次】

第2部 危機を監視する/監視-レジリエンスエンジニアリングでの重要な能力-/飛行時間の制限から疲労リスクマネジメントシステムへ-レジリエンスへの取組み-/重大なことに気づき、対処するための訓練-発電所保守からの事例研究-/緊急事態と異常事態の訓練における認知方略-航空管制のレジリエンスについて-/第3部 脅威を予見する/レジリエンスと予見能力/適応システムが失敗する基本パターン/鉄道土木工事の計画立案におけるレジリエンスの測定/バランスの技術-競合する目標に取り組むために上向きのレジリエンスの特徴を利用する-/金融サービスにおける機能的相互依存性の重要性/第4部 事実から学習する/学ぶべきか学ばざるべきか、それが問題だ/事実の解明なくして安全性の向上なし/社会・技術システムにおける近視眼的な協調からレジリエンスへ-病院における事例研究-/レジリエントな組織でインシデント報告が成功する必要条件/航空産業はレジリエンス的な考え方を導入できる段階になっているか?/エピローグ レジリエンス評価のための座標軸RAG