【主要内容】 本書の目的は2つあります。1つは、古典から現代までマネジメントの理論をしっかりと学ぶということです。これまで提案されてきたさまざまなマネジメントの理論は、実は、人をやる気にさせ、組織を活性化し、企業の業績をあげていこうという動機から生まれたものなのです。もう一つは、企業の具体的な実践事例を考えていくことです。成功例だけでなく、失敗例やうまくいかなかった例を見ていくことで、実際の企業のマネジメントにおいて、何に気をつけなければならないのか、どこに落とし穴があるかに気づくことができるのではないでしょうか。 本書では、特に人や組織などマネジメントにおける人間的側面に注目します。本書のタイトルを「マネジメントの心理学」としたのは、そうした意味からです。
【主要目次】 第1章 経営心理学前史 第2章 人間心理の発見 第3章 動機づけを考える 第4章 リーダーシップの本質 第5章 意思決定とその問題 第6章 オペレーションと安全 第7章 組織の構造と形態 第8章 組織文化と組織改革 第9章 個と組織の関係 第10章 組織学習と知識創造