【主要内容】 R-Mapは、家電製品、事務用機器、医療機器、部品メーカーなどの多くの企業で採用され、また経済産業省でも、収集した製品事故情報のリスク判断ツールとして2008年度より利用開始し、2010年に経済産業省より発行された「消費生活用製品向けリスクアセスメントのハンドブック【第1版】」および2011年発行の「リスクアセスメント・ハンドブック【実務編】」において、開発段階から使用するアセスメント手法として採用された、リスクアセスメントのオリジナル手法です。本書は、10年間にわたる日科技連R-Map実践研究会の活動を通じて得た成果を反映した、基本となる事項を解説したものです。 基本編では、医療機器や家電製品、IT機器分野などでの実績を取り入れ、開発段階からのリスクアセスメント実施方法として標準化しました。 * R-Map手とは、様々な製品・システム・装置や部品等に内在する大小のリスクを、目に見える形で表現し、より確実なリスク対策を可能にする新しい手法です。 設計段階から出荷後に至るまでの「全ライフサイクルに対応した製品安全リスクマネジメント手法」といえます。
【主要目次】 第1章 リスクアセスメントの役割と基本概念 第2章 未然防止のためのリスクアセスメント 第3章 リコールマネジメント 第4章 R-Map手法の実践 第5章 代表的なリスクアセスメント関連規格と手法 第6章 システムセーフティ