【主要内容】 本書は、イノベーションのための体系的な科学的方法論“I‐TRIZ”について解説した日本初の単行本である。 I‐TRIZ最大の特長は、本書の副題「天才の思考を移植する科学的方法論」どおりである。つまり「誰でも、段階を踏んで、一定時間訓練すれば、天才に匹敵する問題発見能力および問題解決能力が身につく」のである。具体的にいえば、高校卒業程度の学力があり、1週間も集中して訓練すれば、本書で紹介する「段階」すべてをこなせる。「いや、今すぐに」という方も安心してほしい。基本的な考え方のいくつかは本書を読めばすぐにでも応用可能だ。 本書を読めば、「ありのままで考える」よりも、はるかに短期間で、高品質のアイデアを発想する能力が身につく。たとえば、個々の商品を発想する場面、使用時の不具合を予測する場面、発想したアイデアの価値を保護したい場面、思い浮かんだアイデアを次世代型に発展させたい場面で役に立つ。
【主要目次】 第1章 日本のモノづくり復活の処方箋 第2章 TRIZ、I‐TRIZ入門 第3章 発明的問題を解決する思考プロセスIPS 第4章 不具合を逆転発想で解決する思考プロセスAFD 第5章 強力な特許網を構築する思考プロセスCIP 第6章 システムを次世代へ進化させる思考プロセスDE 付録 I‐TRIZ教育プログラムの紹介