【主要内容】 米国におけるソフトウェアの発展、ソフトウェア技術者育成の成果の背景にあるものは何か。それは資本主義とプロテスタンティズム(新教徒の規律)にもとづいた技術者の倫理観、そして、専門家教育で叩き込まれるプロとしてのストイックな生き方である、と著者は説く。今、日本のソフトウェア技術者の向上のためには、個人個人が技術者としての社会的責任をしっかりと認識し、技術者として恥じることのない生き方を通すことが、必要不可欠である。本書は、「匠の心と仕事人の道」をテーマに、ソフトウェア技術者のあるべき姿を示唆する格好のテキストである。
【主要目次】 第1章 ソフトウェアの発展~その歴史的変遷 第2章 倫理と技術者倫理の歴史的変遷 第3章 質の概念と品質概念の発展 第4章 ソフトウェア技術者と企業の関係 第5章 競争と行政の課題