【主要内容】 「あいつとはどうもベクトルが合わないんだよなぁ」などと言ったりします。このようにベクトルという言葉は日常的に使われます。 物理的な現象を数学的に取り扱うため誕生したベクトルという小道具は、非常に汎用性が高いため、自然科学・社会科学的な現象にも広く適用されている概念です。 本書は、ベクトルやより高度な概念である行列や行列式についてわかりやすく解説しています。 ベクトルとスカラー、空間のベクトル、ベクトルの成分、ベクトルの足し算・引き算・ 掛け算、一次変換、マルコフ過程、行列の割り算、逆変換による連立方程式の 解き方、行列式の掛け算、ベクトルと行列のからみ、逆行列を解説。 巻末に演算法則一覧表付き。
【主要目次】 1 あさってのベクトル 2 ベクトルの演算作法 3 ベクトルから行列へ 4 一次変換を退治する 5 行列から行列式へ 6 ベクトルと行列の総がらみ 付録