【主要内容】 本書は、ISO 9001:2015規格の意図を折り込んだ審査技術・内部監査の基本ガイドブックであり、組織の発展に役立つ審査と内部監査の基本技術の解説書である。ISO 9001とTQMの目的は変わらない。ISO 9001は方法論ではないが、システムに具備していなければならない要件である。一方、TQMは、統計的な考え方でマネジメントシステムの改善を進める考え方である。したがって、TQMに基づく方法論の事例は数多くある。 審査の目的は、マネジメントシステムの開示と進化にある。TQMの方法論自体が審査基準でないとはいえ、TQMを理解して、あるべき・ありたい姿を描きながら審査すること(ISO 9001とTQMの融合)は、組織にとっても有効性の高いマネジメントシステムの審査につながる。本書を審査員だけでなく内部監査員にも活用すると、組織のマネジメントシステムを一段と進化させることができる。
【主要目次】 第1章 役立つ審査のための基礎知識 第2章 審査準備の進め方 第3章 現場審査の進め方 第4章 審査結果の分析と次回審査へのフィードバックの進め方 第5章 組織環境の著しい変化の時代での審査の課題