【主要内容】 ISO/TS 16949が広く認証されるようになり、今までの金属関係の自動車部品 メーカーに加えて、電子部品や化学素材関係企業の認証取得が多くなっています。 そのISO/TS 16949が、2016年10月にIATF 16949として生まれ変わりました。 IATF 16949は、品質マネジメントシステム規格ISO 9001の目的である品質保証と顧客満足に加えて、製造工程、生産性、コストなどの、企業のパフォーマンスの継続的な改善を対象としています。IATF 16949のねらいは、不適合の検出ではなく、不適合の予防と製造工程におけるばらつきと無駄の削減です。 本書では、 IATF 16949認証制度、自動車産業の顧客志向にもとづくプロセスアプローチ、IATF 16949規格要求事項、ならびにコアツールについて、図解によりわかりやすく解説することを目的としています。 IATF 16949のすべてがわかる決定版といえます。
【主要目次】 第1部 IATF 16949認証制度とプロセスアプローチ 第1章 IATF 16949の認証制度と要求事項の概要 第2章 自動車産業のプロセスアプローチ 第3章 プロセスアプローチ内部監査 第2部 IATF 16949要求事項の解説 第4章 組織の状況 第5章 リーダーシップ 第6章 計画 第7章 支援 第8章 運用 第9章 パフォーマンス評価 第10章 改善 第3部 IATF 16949のコアツール 第11章 APQP:先行製品品質計画 第12章 PPAP:生産部品承認プロセス 第13章 FMEA:故障モード影響解析 第14章 SPC:統計的工程管理 第15章 MSA:測定システム解析