【主要内容】 製品設計において、機能の視点から変更点を考えることで、設計変更に起因する問題を発見する未然防止手法Quick DRは、2008年の開発・導入以降、日産自動車ではすでに1000件以上の実施例があり、設計のプロセスとして定着している。 本書は、筆者がさまざまな業種の企業でQuick DRを実践・指導してきた経験をまとめた、設計エンジニア、レビューア、トップマネジメントに向けたQuick DRの実践書である。 【本書の特徴】 品質規格や教科書では解説されていない以下の内容について、50の視点から解説し、165のキーポイントとしてまとめている。 1.日産自動車や筆者のセミナーを受講した企業の開発・設計現場において、筆者が感じた問題・課題と対策 2.Quick DRを実践する際に設計エンジニア、レビューアが理解しておくべきコツ・ポイント 3.設計エンジニア、レビューアのあるべき姿、心がまえ 4.開発・設計に対するトップマネジメントのあるべき姿、姿勢
【主要目次】 第1章 継続可能な品質向上の仕組みを構築する 第2章 形骸化したデザインレビューを有効な未然防止に変える 第3章 DRツールの特徴を理解し有効に活用する 第4章 未然防止のためのDRプロセスを構築する 第5章 Quick DRを効果的・効率的に実施するポイントを習得する 第6章 レビューアのマインドセットを変える 第7章 問題発見と解決につなげるレビューポイントを習得する 第8章 設計品質問題の解決と再発防止の仕組みを構築する 付録1 日産自動車におけるデザインレビュー資格認定と教育体系 付録2 事例の解説:ポップアップエンジンフードシステム 付録3 事例の解説:足元照明ライト 付録4 FTAとIS/IS notによる要因分析事例 Quick DR導入企業の声 クラリオン株式会社 株式会社クボタ ボッシュ株式会社 積水化学工業株式会社 日本精工株式会社 三井金属アクト株式会社 カルソニックカンセイ株式会社 河西工業株式会社