ソフトウェア開発で重要なことは、「バグを作らない」「バグを作った場合、そのバグを見つける」「見つけたバグを正しく修正する」である。本書は、この実践的な技術を磨くための参考書であり、問題集である。ソフトウェア開発を構成する「要求仕様」「設計」「コーディング」「デバッグ」「テスト」「保守」の6つのフェーズすべてを取り上げ、バグ検出問題を31問出題。ソフトウェア開発に必要な次の4つの能力を鍛える。
①バグを見つける嗅覚
②他人の作ったプログラムを読む読解力
③必ずバグを見つけるという強靭な精神力
④自分の専門外でも、仕様をもとにバグを見つける汎用的な技術力
「バグを見つける嗅覚と技術力」を反射神経として身に付ければ、バグを作らない高度な能力が身に付く。
第1章 バグについてのいろいろ
第2章 要求仕様フェーズのバグ
第3章 設計フェーズのバグ
第4章 コーディング・フェーズとデバッグ・フェーズのバグ
第5章 テスト・フェーズのバグ
第6章 保守フェーズのバグ
付録1 バグの分類表
付録2 動作環境、および、構築法