本書は、信頼性・安全性トラブルの未然防止に役立つ、信頼性試験の最新の実践的な技術や理論について、多くの図表と演習問題を用いてわかりやすく解説するものです。
本書は全9章で構成されています。
第1章から第3章では、基本となる信頼性工学の知識や故障解析、信頼性データ解析について解説しています。また第4章で、信頼性試験の概要と全体像を紹介しています。
第5章から第7章では、信頼性試験技術特有の知識や技術である、加速試験、信頼性抜取試験、信頼性スクリーニングと信頼性成長試験についてそれぞれ解説しています。
第8章は信頼性試験に関する最新の研究成果を紹介するもので、単行本で取り上げるのは本書が初となる内容です。信頼性試験において新しい問題に直面した場合に、数理的に解決を図るうえで参考となります。
また、第9章に著者らの実務経験に基づいて整理した、信頼性試験を進める際の留意事項をまとめています。実際に試験を担当する際に一読し、ご活用ください。
第1章 信頼性の基礎
第2章 故障物理モデルと故障解析
第3章 信頼性データ解析の要点
第4章 信頼性試験の概念と進め方
第5章 加速試験
第6章 信頼性抜取試験
第7章 信頼性スクリーニングと信頼性成長試験
第8章 信頼性試験のフロンティア
第9章 信頼性試験運用上の留意点
演習問題の略解