「生産効率」を向上させる科学の勘所を学べる
かつて日本のものづくりは世界一の「生産効率」を誇っていました。しかし、1990年代から就業前後の教育システムの問題が放置されてきた結果、日本のエンジニアの多くは、稼ぐための「生産効率向上」を客観的な工学技術として習得する機会を失い、科学的に対処する術が身につきにくくなっています。
本書では、世界一の「生産効率」を支えてきたインダストリアルエンジニアリング(IE)を、“稼ぐ”という本来の実用価値に立ち返り、生産性評価理論、IoT、可視・可測化技術が加わった第4次産業革命のテクノロジーを活用した「効果的に稼ぐこと」に役立つ内容を提供しています。
本書により、伝統的かつ新時代の「生産効率」について実践的な科学を学び、その習得に役立てることができます。
第1章 現代インダストリアルエンジニアリングの3本柱
第2章 動作・作業の分析
第3章 生産ライン・設備稼働の分析
第4章 ムラとの戦い:平準化と働き方改革
第5章 環境情報とできばえの可視・可測化
第6章 ラーニングファクトリーとIE