今や、いろいろな手段により多種多様なデータ(数値データも言語データも)が大量に得られるようになっています。そして、ビジネスの世界では、これらのビッグデータから、目的に応じたデータ解析を行い、「事実の事項」と「推定・意見の事項」と峻別して、そこからビジネスに役立つ有用な知見を発見し、問題解決を行うことが求められます。
また、これからの営業・サービス活動では、以下が求められます。
1.ビッグデータの中から必要なデータを集めて、お客様が抱えている問題の解決に活かすこと
2.お客様とのコミュニケーション方法が大きく変化しているが、そこから潜在要求が多く含ま
れている言語データを的確に取り出すこと
3. 取り出した言語データについて、新QC七つ道具(N7)などの手法を活用して解析し、お客
様の潜在要求を捉えて、お客様のための提言内容を増やしていくこと
本書は、主に営業・サービスに携わる実務者が活用できる、役立つ言語データ解析手法と、必
要に応じて活用すると便利な数値解析(統計解析)手法とを、豊富な事例を交えてわかりやすく
解説するものです。
第1章 ビッグデータをアフターコロナの営業・サービス活動に役立てる
1.1 アフターコロナにおける営業・サービス活動
1.2 お客様情報の管理と営業活動の自動化のための方法
1.3 ビッグデータ解析への準備
1.4 ビッグデータ解析手法
1.5 言語データ解析手法
1.6 営業・サービス活動での5つのキーワード
第2章 営業・サービス活動の問題・課題解決4ステップ
2.1 ステップ1 問題の見える化
2.2 ステップ2 要因の見える化
2.3 ステップ3 対策の見える化
2.4 ステップ4 実用化の見える化
第3章 営業・サービス活動の成功事例
3.1 ピボット分析と連関図法・系統図法の活用事例
3.2 マトリックス図法とマトリックス・データ解析法の活用事例
3.3 お客様満足度向上のためのアンケートの設計と分析の事例