あなた自身の自己実現のために『創造力事典』を!
子供の「ゆとり教育」の開始と。大人の「ノーベル賞」の受賞は、いずれも日本人の創造性を再考させる、重大な転機となった。
本書は、創造性とは何か、創造性をどのように育成するのか、創造を実現するための秘訣とは何か、どんな手順・方法で創造するのかなど、創造力を全方位でとらえることを目ざした。
創造力は、けっして特別な才能ではない。後は、どうすれば発揮できるか、そのコツを手に入れるだけである。自己実現を目ざすあなたの「創造力開発のバイブル」として、ぜひ、本書をお手元に置いてほしい。
はじめに
今なぜ、創造力が求められるか
第1部 創造力とは何か
創造の定義/創造的思考とは何か/創造的思考と想像、そして直観とは/創造的人格
とは何か/創造的人材の発見と育成/創造性の発達-幼児から中高年までの創造性開発
創造性教育のあり方/創造性を育てる会社の役割とは/創造活動の動機づけ/
創造的問題解決の考え方/創造的問題解決のステップ/創造的な組織づくり/
創造革新を迫られている日本企業
第2部 天才たちの創造の瞬間
アルキメデス-エウレーカ現象と世界初のストリーカー/平賀源内-日本のレオナルド・
ダ・ヴィンチ/ベートーベン-ハイリゲンシュッタットの遺書と音楽創造/ケプラー-天
体の音楽と力学/ニュートン-万有引力の法則発見と創造的休暇/ケクレ-ウラボロスの
蛇とベンゼン環/ダーウィンとウォレス-天才たちの同時代性/シュリーマン-幼時に見
た1枚の絵と夢/アインシュタイン-思考実験と相対性理論/ハイゼンベルグ-病気休暇
と彷徨の中の発見/ワトソンとクリック-自由で開かれた対話の賜物-DNAの構造
アラン・ケイ-パロアルト研究所とパソコン開発
第3部 ビジネスに見る創造力
第4部 創造技法の概要と展望
創造性開発と創造技法の歴史/創造技法の4分類(発散技法の分類・収束技法の分類・
統合技法について・態度技法の分類)/創造技法の活用状況/創造技法の有効性/
創造性支援システムの基本的枠組み/創造性支援システムの展望
第5部 創造技法-主要88技法-
発散技法〈自由連想法〉(ブレインストーミング法/ブレインライティング法/カード
BW法)/形態分析法)
発散技法〈強制連想法〉(形態分析法/チェックリスト法/マトリックス法/TRIZ法
/デジカメ発想法)
発散技法〈類似発想法〉(シネクティクス法/NM法)
収束技法〈空間型収束法〉(KJ法/こざね法/クロス法/ブロック法)
収束技法〈系列型収束法〉(PERT法/特性要因図)
統合技法(ZK法/QFD法)
態度技法〈瞑想型法〉(メディテーション)
態度技法〈演劇型法〉(ロール・プレイング/クリエイティブ・ドラマティックス)
第6部 創造力の基礎用語