書籍詳細

お客様の満足を高めるSDCA

  • 古谷健夫著
  • A5/128頁
  • 定価 1,760円(税込)
  • ISBN978-4-8171-9761-0
  • 在庫あり

【主要内容】

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■ 今の生活、仕事に、もっと満足したいと願うすべての方々へ

  SDCAという言葉をご存知でしょうか。これは Standardize(標準化)-Do(実施)‐Check

(評価)-Act(処置)の頭文字をつないだもので、「良くなった状態をそのまま維持していく」

ためのマネジメントを指します。実は、トヨタの強さの源泉はSDCAにあります。

 頑張って何かを達成したけど、いつの間にか元の状態に戻ってしまった、という経験をされた

ことがないでしょうか。そんなとき、SDCAの考え方を身につけていれば、「何かを達成して

満足した状態」がいつもの状態(日常)となり、それを土台に「さらに満足できる状態」を目指

すことができます。

 本書ではSDCAが、満足を高めたいと願うすべての方々の役に立つ考え方であることを紹介し

ます。

【主要目次】

第1章 SDCAってなんだろう

第2章 今の日本、なにかが変だと思いませんか 

          国際競争力の低下が止まらない

    頻発する組織の不祥事

    なぜ新型コロナウイルス感染対策がうまくいかなかったのか

    マネジメントの正しい理解が不十分

第3章 MORE BETTERであるために-マネジメントの本質-

     この世の中(社会)には、人と組織しかない

     生活を営む人(顧客)の満足

     組織で働く人の満足

     満足を獲得し続けること-マネジメントの本質-

     八百屋の親父

     マネジメント(経営)の目指す姿

第4章 マネジメント(経営)の全体像-PDCAとSDCAの融合-

     マネジメント(経営)の重要な三つの取組み

     マネジメントの始まり

     デミング博士の登場

     デミングサイクル

     PDCA・SDCAサイクルのルーツに迫る

     PDCA・SDCAサイクルの融合

          小集団改善活動

    TQMはマネジメント(経営)の道具

第5章 SDCAと問題解決

     SDCAにおける問題解決の重要性

     問題解決の本質に迫る

     問題解決の見方・考え方

     問題解決ステップ

     問題解決ツール

第6章 SDCAサイクルを回し続けてきたトヨタ

     トヨタの強さの源泉に迫る-二つのエピソード-

     トヨタがTQM(当時はTQC)の導入で学んだこと

     デミング賞実施賞の受賞とその後のトヨタ

     トヨタは「問題解決」が全員に根づいている会社

    SDCAを回し続けるトヨタの現場力の源泉はQCサークル活動

    変化への柔軟な対応でこれからも発展していくトヨタ

第7章 SDCAの実践事例

     病院のSDCA

     行政のSDCA

第8章 新型コロナウイルス感染対策に見るSDCAの欠如

     国民(お客様)第一

     現地現物

     標準化

     感染対策は問題解決そのもの

    「山梨モデル」はなぜ全国に広まらなかったのか

    「現場力」の発揮で院内感染を未然に防止した南生協病院(名古屋市)

第9章 SDCAを回すために必要なこと

     通常(いつも通り)の共有

     異常(いつもと異なる)の共有