新聞を読んでも統計、テレビを見ても統計、仕事をしても統計……。私たちの身辺は、それこそ統計で満ちあふれています。まさに数、数、数の世の中です。これらの統計の意味を正しく理解するために、うその統計のカラクリを見抜くために、データでものを言うために……。統計を知らないとほんとに損をします。
統計学はやたらと数式や数学を振り回す学問とおじけづき、毛嫌いしてはいないでしょうか。すべての人々に統計の基礎的な考え方を知っていただきたいという願いから、この本は書かれました。統計学の初歩を、マンガや図を豊富に使って、これだけやさしく解説した本は他にありません。楽しみながら、統計の考え方と簡単な手法が覚えられ、統計に強い人になれます。
改訂版発行から20年以上が経ちました。現状にそぐわない用語・人名・統計値・比喩・事例などを改訂しました。累計20万部のロングセラーの第3版。
基礎編
1.統計と人生
2.数字のグループを取り扱う
3.ばらつきのスタイル
4.ばらつきの法則-正規分布のはなし
5.見本で全体を推定する-その1.標準偏差がわかっているとき
6.見本で全体を推定する-その2.標準偏差がわかっていないとき
7.能力を判定する-検定のはなし
応用編
8.実験は楽しく有効に
9.故障と寿命
10.ぺてんにかかりそうな統計
11.統計の大学院
娯楽編
12.パチンコの統計
13.野球の統計
14.競馬の統計