現代社会で望まれる組織マネジメントについて、品質マネジメントを中心に、その考え方や基本的な方法論を整理し、組織運営のためのマネジメントシステムにどう実装するかを綴った書です。
経営に携わる方々なら誰しも日々さまざまな課題に直面していると思われますが、その解決の糸口になるヒントが散りばめられています。また、適合性評価に関わる方々であれば、どうすれば審査のときに「気づきを与えられるか」という示唆が得られます。
第1章 品質マネジメントに学ぶ
1.1 マネジメントシステムに魂を入れる
1.2 品質マネジメントに学ぶ
1.3 品質管理の系譜
1.4 TQMの全体像
第2章 品質に関する正義
2.1 品質中心経営-なぜ品質が中心なのですか
2.2 顧客満足-お客様は神様です!?
2.3 価値の認識-何を評価しているのか
2.4 品質の経済性-品質は儲かるのか
2.5 品質の側面-品質の見方・捉え方
2.6 品質保証-安心して買っていただける製品・サービスの提供
第3章 マネジメントの原則
3.1 技術とマネジメント-マネジメントの意義について考える
3.2 管理-目的達成のためのすべての活動
3.3 PDCA-目的達成行動の原則
3.4 事実に基づく管理-KKDを活かせ
3.5 プロセス管理-品質は工程でつくり込め
3.6 標準化-知識の再利用
3.7 改善-進化への原動力
3.8 人間尊重-品質管理は人質管理
第4章 もつべき組織文化
4.1 組織文化は何年で根付くか
4.2 不祥事の起きにくい組織
4.3 望ましい組織文化あれこれ
第5章 マネジメントシステムへの実装
5.1 経営における3つの管理
5.2 日常管理-ルーチンワークの確実な実施
5.3 経営要素管理(機能別管理)-部門の壁を越えて
5.4 方針管理-環境変化対応型全社一丸管理
5.5 持続的成功のためのマネジメントシステムモデル